アトピー、喘息、ガン・・・かかるか否か、免疫次第
■なぜ増えたのか?
なんでもきれいにしよう!
日本人のライフスタイルの変換が引き起こした
40年ほど前には、お腹に回虫がいました。
回虫は悪いものではないようです。
驚きですが、寄生虫の分泌排泄物には、分子量2万のタンパク質があって、それが人の体に入るとアレルギーを抑える働きをする、と藤田教授が発見。
■なぜ共生できるのか?
サナダムシが体中に入ってくる
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マクロファージはその情報を13細胞に伝えて回虫を排除する抗体を作る
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でも回虫はお腹で暮らしたいので、1万もの物質をばらまく
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体は抗体を作れない
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それがアレルギー反応を抑えることに繋がる
アトピーや喘息にいったんかかると、皮下の肥満細胞が破れ続けるらしい。
でも、回虫の分子量2万のタンパク質を投入すると細胞が破れないようになる。
■「自然治癒力」が人類を救う
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東洋医学的発想は絶対必要
「ワクチン、抗生物質が発見されて、まだ100年足らず。
でも私達は、この地球上で38億年生きてきたんです。
それを支えていたのは、自然の中からもらった力なんです。」
と、藤田先生もおっしゃっています。
■現代は菌をいじめる「きれい社会」
抗菌、除菌、消臭という付加価値を重視した製品が出回っている。
でも私達の皮膚には、10種類の皮膚常在菌という菌がいます。
洗えばきれいになる、と考えるのは間違いです。
洗いすぎると汚くなります。
皮膚常在菌がいるから綺麗なのに、洗い流して皮脂をとって角質層がバラバラになって乾燥し、ドライスキン→アトピーへ。
私も肌育セミナーで、自分の体を信じて、自分の皮膚の脂質、ホルモン等が働けるように免疫を高めていきましょう!と言ってます。
体が自分で働き始めるまでに、少し時間はかかるかも知れませんが、藤田先生の言われるように、38億年もの間受け継がれてきた力は、必ず一人一人持っています。
何でも抗菌しない、ほどほどがいいんじゃないでしょうか。