私は、数年前までお水で洗って料理をしてました。
たぶん皆さんも同じだと思います。
お水で洗わずになんで洗うの?と思われますよね。
なんと「50℃」のお湯で洗うんです!!
初めて50℃洗いの存在を知ったときは半信半疑でしたが、やってみるとその効果に納得。
野菜果物、肉に魚なんでも50度で洗ってみてください。
野菜や果物は鮮度がよみがえり、ひもちが良くなります。
肉や魚は表面の酸化物が取れとても食べやすくなります。
少ない家族では無駄にしがちだった丸ごと野菜も50℃洗いをすれば日持ちがし、食材を無駄にすることがなくなります。
やり方は簡単。沸騰したお湯と常温の水を半々で混ぜるとほぼ50℃に。
または給湯器を50℃に設定しておく。
(さし湯を準備しておくと便利です!43℃以下になると腐敗菌が活発になります。)
あとは、買ってきた食材を冷蔵庫にしまう前に、50℃のお湯で洗うだけ。
洗った野菜は湿らせた新聞紙で包みポリ袋へ入れて、冷蔵庫へ。
(美味しいうちに食べるのが理想ですが、またしなびてしまったら、再度50℃洗いしてください)
洗う目安
☆葉野菜 約15~20秒
束のままお湯につけゆするように洗います。洗い始めてすぐシャキッと感が手に伝わってきます。
☆茎野菜・実野菜・果物 約2~3分
表面を軽く洗ったあと、そのまま湯につけておくと張りがもどります。
☆根菜 約30分
根菜は、大きければ適当な大きさにカットして表面の汚れを落とし30分ほど浸けておく。
☆肉・魚 約2~3分
洗い終わったら冷水に取り、水気を拭きとる。
*肉魚は50℃洗いしたら冷蔵庫保存せず、すぐに調理すること。
なんと焼き縮みが少なくふっくらジューシーに仕上がります。
アクや臭みが抜け美味しさがアップする50℃洗い、是非実践してみてください。
引き続き最新の情報を今後もコラムで紹介していきたいと思います。
追記
先日、50℃洗い・低温スチーミングの発案者、平山一政先生をお招きして講習会を致しました。先生のお話の中で特に気になったことは、最近のお母さんは野菜を食べないのだそうです。そうするとその子供たちは自然と野菜を口にする機会がなくなり野菜を食べれなくなっていると言うのです。3日も便秘をしている子供も珍しくないと聞いて驚きました。
腸をぜん動させて排泄をも促す食べ物は野菜の繊維です。子供が苦手なのは、野菜の臭みやアク、50℃洗いを上手に活用し美味しい野菜をしっかり食べて気持ちの良い排泄ができる食生活にしていきましょう!
お腹の中をきれいにしておくことは、健やか肌への一番の近道です。