一般的によく“お肌のゴールデンタイム”とは、22時~2時の間と言われてきました。
昔の人はきちんとその時間に眠り、朝早く起きるという生活をしていたのでしょう。
しかし、生活が便利になり、ライフスタイルも様々なのが現代です。
夜型の生活を送る人が非常に増え、子どもが夜遅くまで起きていることもよく見かけます。
健康な生活を送るためには、睡眠は重要です。
なぜならば、成長ホルモンが睡眠中に産生されること、そして副腎皮質ホルモンが睡眠と深く関係しているからです。
子どもの発育や体調管理に多大な影響を及ぼします。
成長ホルモンは、入眠直後の熟睡期にまとめて分泌されることが分かっていますが、何時に寝るといい・・という時刻の問題とは実はあまり関係ないとも言われています。
眠り始めてから3時間の間に大量に分泌される成長ホルモン。
その3時間を、ぐっすり熟睡することが非常に大事だそうです。
深く眠る上質な睡眠の時こそ、大量に分泌されるそうですよ。
お日様が出ている時間帯はしっかり体と脳を動かし、バランスのいい食事をとる。
適度な運動も大切ですね。
人は適度な運動によって新陳代謝を促し、からだの絶妙なバランスを保っています。
お昼にきちんと動く事によって、夜は自然に眠くなる・・・
健康的な心地いい疲れが、すぐに深い眠りを誘ってくれるはずです。
そんな規則正しい生活の延長線にある上質な睡眠は、成長ホルモンをたくさん作ってくれます。
夜遅くまでテレビを見たり、ゲームやパソコンをすると、画面からの強い光が脳に刺激を与え続けます。
そうなると、深夜になっても、脳も体もリラックス出来るはずがありません。
ぐっすり眠る上質な睡眠をとる事は難しくなります。
眠りにつく時刻の問題はあまり関係ないと言われていても、
やはり健康なお肌を守るためには、早寝早起き・バランスのとれた規則正しい生活はとても重要だと思います。
毎日22時に就寝する事は出来なくても、せめて日付が変わる前にお布団に入る生活を心がけましょう。
さらに、成長ホルモンが分泌されるのは、睡眠中だけではありません。
お母さんに優しくされた時にも、たくさん出ています。
毎日は難しいかも知れませんが、時にはゆっくり楽しみながらコミュニケーションをとり、
いつもより少し早い時間に、親子一緒にお布団に入るのもいいかも知れませんね。
お肌のゴールデンタイムとは、早い時刻に“ただ眠る”ことではありません。
眠り始めの3時間をぐっすり眠ることを意識することで、睡眠の質を高めることが出来ます。
普段から、心も体もバランスのとれた健康的な生活を送る事を心がける。
そうするとそこまで気負わなくても、自然と上質な睡眠をとる事に繋がります。
たくさんの成長ホルモンを分泌する、眠り始めの3時間。
成長ホルモンには、お肌の修復、髪の成長、不摂生で傷ついた器官や消化管、血管などの傷を癒してくれる作用があるそうです。
お肌の調子や体の調子がいいと、心まで健康になり笑顔が生まれます。
上質な睡眠から生まれる、健康なお肌、からだ、こころ。
“お肌のゴールデンタイム”とは、単に時刻の事ではなく、