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肌ちえ 主催:日本肌育学会

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肌育コラム お肌に関する様々な情報をお伝えします。

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No.33
つや肌は食べものから
【投稿者:山本由佳】

誰にとっても、つやつやした健康的なお肌は憧れですね。

そんな健やかなお肌を保つ為には、いったい何が大切でしょうか。

高価な化粧品を選ばれる方もいらっしゃるかも知れません。

ご自分のお肌に合っているのであれば、その選択もいいと思います。

 

でも「肌ちえ」では、表面だけのスキンケアだけでなく、体の中からもトータルで考えてお肌の健康を考えます。

 

皮膚は最大の臓器とも呼ばれ、広げると畳1枚分もの大きさになります。

肌ちえの皮膚としての捉え方は、目に見えている表皮だけではなく、その下にある真皮や皮下組織までも含みます。

表皮を健康に保つためには、それを支える真皮も皮下組織も健康である事が必須になります。

体の内からケアをしないと、つや肌(健康なつやつやしたお肌)は保てません。

外からのスキンケアだけでは不十分ですね。

 

健康の為に食事を気にされる方は多くいらっしゃっても、お肌の為だけに気にかける方はそう多くないのかも知れません。

でもよく考えてみると、「健康な体=健康なお肌」です。

お肌にとって日々の食事は、非常に大きなウェイトを占めます。

 

お肌にいいとされている栄養素と尋ねられて、まず思い浮かべるのは「ビタミン」ではありませんか?

 

ビタミンCは抗酸化作用が強く、肌の再生をうながすコラーゲンの生成に必要な栄養素として知られています。

レモン・グレープフルーツ・オレンジ・いちご・キウイ・ブロッコリー・モロヘイヤなどに多く含まれます。

 

ビタミンEも抗酸化作用が高く、若さを保つビタミンとも言われています。

アーモンド・ヘーゼルナッツ・ピーナッツなどのナッツ類に多く含まれ、かぼちゃや胚芽も同様です。

 

ビタミンAは、肌荒れや皮膚病を防ぐ栄養素。

不足すると皮膚表面の細胞がダメージを受けやすくなり、皮膚がカサカサになってきます。

うなぎ・レバーなどに多く含まれます。

 

お肌にとってビタミンが不可欠なのは分かりますが、朝から晩までそればかりを食べる訳にもいきません。

大切なのは、バランスです。

 

次の3つの献立を意識して揃えるようにするといいでしょう。

 

1.主食(ご飯、パン、麺類、豆類などの糖質)

2.主菜(肉、魚、卵、大豆料理などのたんぱく質)

3.副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理などのビタミン・ミネラル・食物繊維)

 

それに、牛乳や乳製品、果物をプラスすれば完璧です。

 

忙しい毎日ですから、3食ともきっちり揃える事は難しいでしょう。

「今日は野菜を食べてないなぁ」と思った時は、夕食にサラダをたっぷり摂る。

「果物を食べていない・・」と思ったら、次の日の朝食に果物やヨーグルトを食べる。

そんな風に、気楽に考えていいと思います。

 

献立にがんじがらめになり、それがストレスになっては本末転倒です。

精神的な面から、お肌に負担がかかってしまいます。

完璧にしようとしないで、上手にバランスを取りながら食事に気をつける。

自分に無理のない程度に頑張る事が何より重要だと思います。

 

そして、特に日本人は、日本人に合った食事をとることが大切です。

日本人が昔からとってきた伝統食、「発酵食品」。

味噌、納豆、しょうゆ、塩麹、甘酒、ぬか床などです。

これらは全て酵素で、食べたものをきちんと消化する力を助ける役目を持っています。

人間になくてはならない第9番目の栄養素です。

 

酵素食品を食べよう!と聞いても、何も難しく考える必要はありません。

ご家庭の食卓で、必ず1度は見たことがあるものばかりです。

先程述べた3つの献立(主食・主菜・副菜)の中に、簡単に取り入れる事が出来ますね。

 

今食べているものは、未来の自分を作ります。

インスタント食品や清涼飲料水などの加工食品ばかりを食べていては、健康な体も健康なお肌も手に入れることは出来ません。

 

つやつやした健康なお肌を保つ為に、まずは目の前の食べものから。

毎日の積み重ねが大切です。

バランスを取りながら、今日から頑張ってみましょう。

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